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水の汚れを示す代表的な指標。強力な酸化剤を加えて水中の有機物を酸化するときに使用(消費)した酸化剤の酸素の量。CODが高いということは、水中に酸素と反応しやすい物質がたくさん入っていると考えられます(河川や湖沼水の場合、すぐ近くに生活排水や汚水が流れ込んでいる可能性があります)。水中の酸素が消費されやすいので、特に流れのない場所では、酸素不足になって魚が棲めなくなってしまいます。自然の浄化作用も低下してしまいます。 |
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アンモニウムイオンをその窒素量で表したもの。タンパク質、尿素、尿酸等の有機性窒素の分解で生成され、窒素系による汚染を表しています。主な発生源は、し尿、生活排水、肥料、化学等の工場排水など。アンモニウム態窒素が高いということは、生活排水から汚染源が近いことを示しています。また工場排水、田畑からの肥料分の流入が考えられます。微量のアンモニウムイオン自体は衛生上無害ですが、井戸水、上水から検出される場合には、その水が病原生物に汚染されている可能性があります。 |
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