水質用語集

         
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か
環境基準地点<かんきょうきじゅんちてん>
水質測定点のうち、類型指定を行う水域について、その水域の水質を代表する地点で、環境基準の維持達成状況を把握するための測定点。
環境基準地点では、原則として毎月1回以上の水質測定を実施しています。
環境基準地点は、環境基準類型があてはめられた水域ごとに1地点以上あります。全国約3,300水域に、約7,300地点(平成15年度末現在)の環境基準地点があります。


クロロフィル
植物の光合成に必要な物質ですが、水域においては植物プランクトンの総量の指標となります。このクロロフィルaの値が200μg/l程度まで増えると水面が濃い緑の膜でおおわれ臭気を発生するようになります。

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B
BOD<生物化学的酸素要求量>
微生物が水中で汚濁物質(主として有機物)を酸化分解し、水中の汚れをきれいにする際に必要とされる酸素量のこと。河川の汚濁に関する環境基準の指標として採用されています。BODの値が高い程、水が濁れていることを表します。

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C
COD<化学的酸素要求量>
水中の有機物を分解するために使用した酸化剤の量です。CODの値が高い程有機物量が多く、水が濁れていることを表します。


D
DO<溶存酸素>
水に溶けている酸素のこと。河川の浄化作用や魚などの水生生物に欠かせない要素です。サケ・マスなどのふ化の条件はDOが7mg/l以上必要である。またDOが2mg/l以下になるとメタンガスなどが発生します。

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D
SS<浮遊物質>
水中に溶けずに溜まっている浮遊物質または懸濁物質のことで、単位mg/lで表します。SSの値は水の濁りが少ないと低く、水の濁りが多いほど高くなります。

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D
T-N<全窒素量>
植物の3大要素の一つであり、生物の重要な成分として、私たちの生活現象と密接な関係があります。特にたんぱく質に不可欠な成分です。


T-P<全リン>
植物の3大要素の一つであり、水域では窒素と同じく植物プランクトンが繁殖する要因となります。また、T-Pが0.2mg/l以上になると富栄養化が起こりやすくなり、アオコ発生などの原因となります。

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